ベルギー奇想の系譜展

 カミさんとBunkamuraで開催されている「ベルギー奇想の系譜展」を見てきました。これは入口近くにあった写真撮影用の大きなポスターです。

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 先日行ったブリューゲル「バベルの塔」展ほど混んでおらず落ち着いて鑑賞することができました。

 会場は3部に分かれていました。第1章はボス派とブリューゲルを中心とした中世のフランドル地方の絵画です。ボスに始まるそれこそ奇想といっていい絵画、版画が多数展示されています。展覧会のポスターにも使われているボス工房の「トゥヌグダルスの幻視」もあります。ブリューゲルの「七つの大罪」は風刺に富んでいます。このような奇妙な生物、風刺に富んだ絵を生み出す発想と表現、ボスやブリューゲルの絵や版画は見ていて飽きません。

 第2章は国家としてベルギーが独立した後の象徴派の絵画が中心です。アンソールの絵が多数あります。「ゴルゴダの丘」ではアンソール自身がキリストとなり、アンソールに批判的な批評家の名前がキリストを刺す槍に付いた旗に書かれています。アンソールの自負心が現れているのでしょう。「キリストのブリュッセル入城」もそうですね。ロップスの「娼婦政治家」には痛烈なメッセージ性が感じられました。

 最後の第3章は20世紀のシュルレアリスムから現代までです。カーケンベルグの「冬の日の古木」は写真と見まごうほど精緻な絵です。想像力だけで描かれていますが、画家の想像力というのはすごいものです。デルヴォワの「プレッツェル」はキリストが磔になった十字架がいくつも連なってメビウスの輪のように循環するオブジェです。有名な「大家族」をはじめとするマグリットの絵も多数ありました。

 ボス、ブリューゲルからマグリットまで私の好きな画家の絵がたくさんあり十分に楽しめました。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : ベルギー奇想の系譜展 Bunkamuraミュージアム

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