松島・塩釜1日目

 朝起きると曇り空で今にも雨が降りそうです。今夜は塩釜の花火を見に行くのですが天気はもつでしょうか。

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 何回も来ている松島ですが、午前中は瑞巌寺から始まる松島観光の定番コースです。

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 伊達家の菩提寺である現在の瑞巌寺は伊達政宗が建立したもので、この総門もその時に造られたそうです。

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 総門を入ってすぐ右手には洞窟遺跡群があります。以前はずらりと並ぶ洞窟の前を歩くことができたのですが、立ち入り禁止になっていました。

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 平成20年から10年の予定で行われている平成の大修理ですが、昨年から国宝の本堂の拝観が再開されました。

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 国宝の庫裡です。本堂の修理中は拝観できたそうですが、中には立ち入り禁止の看板がいくつもありました。

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 法身窟の格子戸もきれいになっていました。

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 お隣の円通院です。ここは伊達政宗の孫にして徳川家康の曾孫でもある伊達光宗の霊廟です。この山門は開山時に造られたものだそうです。

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 円通院は庭がきれいですね。

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 本堂の大悲亭です。この建物は、江戸で亡くなった伊達光宗が、江戸で納涼に使っていたものだそうです。早逝を悼んだ父の伊達忠宗が建物を解体して海路で松島まで運び、本堂として再建、大悲亭と名付けたといいます。

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 境内の一番奥に伊達光宗の霊廟、三慧殿があります。

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 中には、騎馬姿の伊達光宗の像を納めた厨子があります。この厨子には支倉常長がヨーロッパから持ち帰ったバラやハート、スペード、クローバー、ダイヤなどの西洋風の図柄が描かれているそうです。

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 近くにある三聖堂です。堂内正面に聖観世音菩薩、左に達磨大師、右に菅原道真公を祀っていることから三聖堂というそうです。33年に一度御開帳するそうで、次の御開帳は22年後とのことです。

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 円通院の先には天麟院があります。ここは伊達政宗の長女、五郎八姫(いろはひめ)の菩提寺です。

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 天麟院から海岸へ向かうと観瀾亭があります。

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 観瀾亭は、もともと伏見桃山城にあった茶室を豊臣秀吉から伊達政宗がもらい受け、江戸品川の藩邸に移築していたものだそうです。それを二代藩主伊達忠宗が松島に移したといわれています。江戸時代の終わりまで納涼、観月など松島遊覧の際に使われていたそうです。

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 入口に、松島高校観光科の生徒が実習しています、という案内がありました。松島のような観光地の学校にはそういう科があるんですね。暑いので、冷たい抹茶を頼んだところ、おそろいの青いシャツを着た生徒が運んでくれました。近くの土産物屋に入ったらそこにもいました。

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 海を見ながらお茶をいただく、至福の時です。五大堂、福浦島といい眺めです。

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 連休で観光客も多く、遊覧船が何隻も見えます。

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 五大堂へ渡るすかし橋です。

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 横板の間には隙間があり、下の海が見えます。縦板が2枚あり、このように縦板の上を歩いて渡ります。もともと江戸時代には縦板はなく、しかも横板の間隔が15センチほど開いていたそうです。かなり慎重に歩かないと怪我をしそうですね。当時の記録によると、怖くて渡れなかった人もいたようです。

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 お堂の中には不動明王を中心に5体の明王が納められているため五大堂というそうです。5体の明王は平安時代に造られたという秘仏で、三聖堂と同時に33年ごとに御開帳されるので次の御開帳は22年後です。

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 次に向かったのは福浦島です。この橋は歩行者専用だと思っていましたが、今回福浦島に行って気づいたのですが、車も通れるようです。福浦島にあるお店の裏に軽自動車が停まっていました。見た時はどこから来たんだろう、とびっくりしましたが、この福浦橋を渡るしか方法はなさそうです。

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 福浦橋を渡って福浦島に入ると上り坂があります。階段になっていますが、自動車のタイヤが当たる部分だけスロープ状になっていて車で登り下りができるのですね。その坂から見た福浦橋です。

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 少し歩くと弁天堂があります。

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 舗装された道はここまでで、この先は木材チップを敷き詰めた道です。見晴台に到着です。

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 松島湾に浮かぶ島々が見えます。

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 松島の最後は雄島です。ここに来る人は少ないですね。

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 朱塗りの渡月橋です。渡月橋は震災で流出し、4年前に再建されたそうです。鮮やかな色ですね。松島には海にかかる赤い橋が3つあります。

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 雄島にはこのような岩窟がたくさんあります。江戸時代に死者を供養するために作られたということです。神社やお堂があり訪れる人も少なく、ちょっと荘厳な雰囲気です。

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 雄島からも松島湾の島々が見えます。福浦橋と福浦島です。

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 鯨島と亀島からなる双子島です。

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 午後は塩釜へ行きました。お昼になるので水産物仲卸市場へ行きました。ここは、食堂もありますが、市場で売っている魚介類を買ってその場で食べることもできます。

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 こんな感じです。自作の海鮮丼とあん肝、岩ガキです。車の運転があるので飲めないのが残念です。

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 陸奥国一之宮、鹽竈神社です。

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 表参道からは202段もの石段を登らねばなりませんが、駐車場は坂の上にあるので石段を登らずに済みます。随身門 です。この向こう側に202段の石段があります。

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 正面にあるのは左右宮拝殿です。本殿は一つではなく、この拝殿の右奥に左宮、左奥に右宮と二つあります。賽銭箱も左右二つあります。

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 この左右宮拝殿の右側にあるのが別宮です。別宮とはいいますが、鹽竈神社の主祭神はこちらの別宮に祀られているそうです。複雑ですね。

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 鹽竈神社の隣には志波彦神社があります。

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 もともとは岩切にあった神社を明治の初めに鹽竈神社に遷座し、昭和になって現在の本殿が造られたそうです。

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 鹽竈神社の表参道から少し離れたところに御釜神社があります。御釜神社は鹽竈神社の境外末社です。

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 鳥居を入った突き当たりに小さな本殿が祀られています。

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 御釜神社には塩竈(塩釜)の地名の由来となった4つの神竈が祀られています。多賀城が建てられた奈良時代にはすでに、この神竈を使って塩作りが行われていたという記録があるそうです。

 この神竈奉置所の中に4つの神竈があります。

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 管理人の方にお願いすると扉を開けて見せてくれます。扉を開け閉めする前に一礼していました。管理人の女性は感じのいい方で、神竈のいろいろなお話をしてくれます。(神竈奉置所の中は写真撮影禁止です。)

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 神竈奉置所の中には、丸い石の台に乗った、直径1.5メートル弱、高さ20センチ弱くらいの金属製と思われる低い円筒状のものが3つ、それより一回り小さいものが1つ、2列に並んでいます。右手前が小さいもので、他の3つが大きいものです。右手前の小さいものが「御臺の竈」で、残り3つが「西の方」、「北の方」、「東の方 御宮脇」というそうです。

 この4つの神竈は、日照りになっても水が干上がらず、大雨になっても溢れることはない、といいます。

 松尾芭蕉が奥の細道の旅をした際、御釜神社に参拝して神竈を見た、とお供の川合曽良が旅日記に書いているそうです。

 また、古くからこの神竈の水の色によって卜占が行われ、変色は吉兆あるいは凶事の前兆とされ、江戸時代には仙台藩に届け出ることになっていたそうです。伊達政宗が病死した時にも変色し、その後も何度も変色したという記録があるとのことです。先の東北大震災の直前にも変色したそうです。

 毎年7月10日に行われる鹽竈神社例祭に備える神饌の塩を作る「藻塩焼神事」がここで行われます。火を焚くため、かまどの上の部分の石は黒くなっています。小さな神社ですが、他にも見どころがたくさんありました。

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 塩釜市街から多賀城方面に向かうと陸奥総社宮があります。

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 古代の国司は任地内の神社をすべて参拝しなければなりませんでしたが、その手間を省くために国内の神社を合祀する総社を国府近くに建てることが広く行われました。ここもその一つです。

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 明日は塩竈みなと祭ですが、今夜はその前夜祭として花火大会があります。港で見るのはかなり混むようなので、私たちは花火鑑賞クルーズを予約しました。約3時間のクルーズで、その間に船上で飲食する予定です。今夜は仙台駅前のホテルに宿泊するので、車はホテルに置き、仙石線で塩釜に戻りました。

 マリンゲート塩釜近くのスーパーは食べ物、飲み物を買う人でものすごい混雑でした。私たちもお酒とつまみを大量に買って港へ向かいました。

 6時半に船は出航です。花火見物の船が何隻もあります。

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 花火大会は8時からですので、それまでは松島湾の周遊です。明日のみなと祭で使われる御座船、鳳凰丸と龍鳳丸です。

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 兜島。

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 鎧島。

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 船からライトアップするのできれいです。

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 昼間、雄島から見た双子島です。

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 有名な仁王島です。

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 鐘島です。4つの洞門があるのが分かるでしょうか。

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 松島まで来ました。福浦橋が見えます。

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 五大堂です。

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 8時前に塩釜港へ戻りました。いよいよ花火です。

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 最初はハートとスマイルマークが何発も上がりました。最近はこういう花火もありますね。

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 船は10分くらいごとに向きを変えてくれます。

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 タコも上がります。

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 次々に上がる花火。

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 丸1時間、8000発の花火を堪能できました。ビールを飲みながら船上で花火見物、いいですね。

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