ブリューゲル「バベルの塔」展

 東京都美術館で開催されているブリューゲル「バベルの塔」展をカミさんと見てきました。

20170624_001.jpg

 会期末が近いのでかなりの混雑で入場待ち20分でした。いつものように入口には大きなポスターがあります。

20170624_002.jpg

 入口付近には、漫画家の大友克洋氏による2点の「INSIDE BABEL」が展示されていました。コラージュ・アーティストの河村康輔氏との共同製作で6か月もの期間をかけて、ブリューゲルのバベルの塔をもとに、その内部を詳細に描いています。まるでこれがオリジナルのバベルの塔のようです。

20170624_005.jpg

20170624_007.jpg

20170624_006.jpg

 東京都美術館はいつものように展示は3フロアに分かれています。地下の最初のフロアは16世紀のネーデルランドの彫刻や絵画です。ブリューゲル以前に描かれたバベルの塔は、ちょっと高さのある塔といった感じです。この時代、現実の建造物はそれほどの高さはなかったため、画家の想像力をもってしてもたいした高さの塔を描くことはできなかったようです。そういう時代にあって、このような巨大な塔を描いたブリューゲルの想像力には感嘆するしかありません。

 次の1階はヒエロニムス・ボスの「放浪者」と「聖クリストフォロス」の2点から始まり、さまざまな画家によるボスの模倣画が多数展示されていました。16世紀にこれほどボスの画風が流行していたというのは驚きです。ボスの絵を見るのは2年前の三菱一号美術館のプラド美術館展以来です。ボスの絵は好きなんです。プラド美術館にあるボスの傑作「快楽の園」の解説もありました。ブリューゲルも多数のボス風の版画を作成しているんですね。精細な版画にブリューゲルの技術力がうかがえます。

 最後の2階にブリューゲルのバベルの塔が展示されています。この手の展覧会ではいつものことですが、1列に並んで止まらずに歩かされるでの、ゆっくりと見ることはできませんでした。その列の後方からはゆっくり見ることができますが、バベルの塔は細かな描写が多いので、遠くからでは細部をじっくり見ることはできません。仕方のないことですが。このフロアにはCGによる詳細な解説動画の上映もあり、これはなかなか楽しました。

 館内にはこのようなコーナーも。描かれた人物などの大きさから計測したのでしょう、ブリューゲルのバベルの塔は510メートルもの高さになるそうです。

20170624_011.jpg

 ガラスにはボス風の奇怪な生き物も描かれていました。

20170624_014.jpg
関連記事

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : ブリューゲル バベルの塔

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Kパパ

Author:Kパパ
ドライブ、旅行、車、バイク、美術館めぐりなど、日々のちょっとしたことを備忘録的に書いています。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR