春日大社・千年の至宝展

 国立博物館で始まった春日大社・千年の至宝展をカミさんと見てきました。以前、春日大社へ行った時は国宝殿(当時は宝物殿)は改装工事中で見ることができなかったので、今回の展覧会は楽しみにしていました。

 春日大社は約20年ごとに社殿の建て替えなどをする式年造替が行われており、昨年秋に60回目の式年造替が終了しました。その際に宝物殿も改装されて国宝殿となりました。春日大社は平安時代以降、公家や武士が当時の技巧をこらしたさまざまな宝物を奉納しており、それらが散逸することなく現代まで伝えられているそうです。

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 展示は6章に分かれていました。第1章は神鹿の杜です。第一殿の祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が常陸国から鹿に乗って春日大社をいだく御蓋山(みかさやま)山頂に降臨したという伝説から、鹿は神鹿といわれて大切にされてきたそうです。鹿を主題とした絵が多数ありました。

 第2章は平安の正倉院ということで、春日大社に伝わる平安・鎌倉時代の宝物が多数展示されています。ほとんどが国宝または重文に指定されているそうです。金地螺鈿毛抜形太刀は展覧会のポスターにも使われているもので、柄や鍔などの金具は金無垢から文様を掘り出したそうです。鞘も金粉がまかれかわいい猫が描かれていました。照明を落とした展示の中でまばゆく輝いていました。

 第3章は春日信仰を中心とした展示です。春日大社の社殿を中心に、若宮神社、御蓋山、春日山、若草山を配する春日宮曼荼羅といわれる礼拝画が多数描かれました。長らく神仏習合の時代が続いたため、そこには興福寺も一体として描かれたり、春日大社や若宮神社の祭神の本地仏も描かれたりしています。

 第4章では武家の時代です。鎌倉時代以降、武士から刀や鎧が奉納されるようになりました。鎧は4領展示されていましたが、いずれも国宝にしてされている見事な鎧です。籠手は鎌倉時代の物としては現存する唯一のものだそうです。

 第5章では、春日大社で行われるさまざまな神事や祭事で使われる衣装や面などが展示されていました。平安時代の面も色褪せることなく今に伝わっています。複製ですが、だ太鼓の大きさには圧倒されました。

 第6章は式年造替に関する展示です。過去の式年造替の記録や絵巻のほか、今回の式年造替で御徹下された4つの本殿の獅子・狛犬が展示されています。鎌倉時代から数世紀にわたって本殿をまもっていた獅子・狛犬です。意外と小さくてかわいらしいです。

 途中、写真撮影コーナーとして、釣灯籠が展示されていました。

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 こちらは以前春日大社に行った時に撮影した釣灯籠です。

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 展示された宝物は、古いものでは1000年に渡る年月を経ているのですが、色褪せず、キズもなく現代に伝えられたということは奇跡的ともいえます。また奈良に行って、いろいろな寺社をゆっくりと見てみたい、と思いました。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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