京都3日目

 昨日は天気はなんとかもってくれましたが、今日は台風の影響で朝からかなりの風雨でした。

 今日は午前中、苔寺(西芳寺)の拝観を予約していますので、その後は嵐山から金閣寺まで回る予定です。

 苔寺の拝観前に松尾大社と鈴虫寺へ行きました。松尾大社は鳥居の改修中です。

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 松尾大社は古くから酒の神として名高く、霊泉の「亀の井」の水は醸造時に入れると酒が腐らないといわれているそうです。たくさんの酒樽が奉納されていました。

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 鈴虫寺に来たのはしばらくぶりです。

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 階段を上り、山門の脇にはお地蔵さんが立っています。幸福地蔵といい、日本で唯一ワラジを履いたお地蔵さんだそうです。願い事を1つだけ叶えるとされ、お地蔵さんが歩いてきて救いの手をさしのべるそうです。

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 書院では鈴虫の音色の中、お茶とお菓子をいただきながらお話を聞きました。鈴虫寺のお守りがいかに功徳があるか、ということを延々と話されます。昔聞いた時とはだいぶ違っているように思いました。

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 鈴虫寺近くの駐車場に車を置き、苔寺まで数分歩きましたが、けっこう雨が強くなってきました。

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 苔寺の参拝は事前予約制で、山門前に案内がありました。

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 参拝は往復葉書で申し込みます。私たちは20日または21日の参拝を希望したのですが、21日は法要のため参拝はできない、とのことでした。

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 受付で葉書を渡し、冥加料1人3000円を支払いますと本堂(西来堂)に案内されます。御朱印帳はここで預けておくと、庭園見学までに書いていただけます。苔寺の参拝は宗教行事への参加と庭園見学がセットとなっています。

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 宗教行事は般若心経の唱和や写経などが行われますが、その時の状況で内容は違うようです。本堂内は畳敷きで文机がざっと数えたところ150以上ありました。座ることができない人のために縁側には机と椅子も用意されていました。平日ですが、文机は8割以上埋まっていましたので、かなりの人数です。本堂内は写真撮影禁止となっていますが、デジカメや携帯電話で平然と撮影している人が何人もいました。

 インターネットでは、細筆を用意するように、と書かれているブログ記事がありますが、それぞれの机には墨汁が入れられた硯と細筆が用意されていました。写経をした、という記事が多いのですが、そのようなことは一切しなかった、という記事もあります。

 本日は僧侶と一緒に般若心経を唱和し、細い経木に筆で願い事と名前を書くだけでした。この時は気づかなかったのですが、大手旅行会社の団体客が数十名いて、スケジュールの関係で写経のような時間がかかることはできかったようです。庭園の見学の時に、大手旅行会社のガイドさんが、「○×ツアーの参加者の方はX時集合です。」と大きな声をかけていました。そのガイドさんにお話を聞いたところ、苔寺の参拝を組み込んだツアーは人気が高く、その方は今年だけですでに数十回苔寺に来ているそうです。

 本堂の奥に見える三重納経塔です。写経などはここに納められるそうです。

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 庭園の見学は途中のお堂まで案内があり、そこから先は自由に見ることができます。

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 庭園は黄金池を中心とする下段の池泉回遊式庭園と開山堂である指東庵周辺の枯山水から成っています。

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 いたるところ苔、苔、苔です。庭内には100種以上の苔があるとか。

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 庭内には茶室が3つあります。

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 湘南亭です。夢窓疎石の時代に建てられ、千利休の次男千少庵によって再興されたと伝えられます。

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 この門をくぐり石段を登ると指東庵があります。

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 指東庵の脇にある枯山水です。

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 池と周りの木々に苔が調和してきれいでした。紅葉の時季はもっとすばらしいでしょうね。

 車で嵐山へ向かいました。2年前に京都に来た時に法輪寺、天龍寺、野宮神社、清涼寺は参拝していますので、今日はそれ以外の寺社を回りました。

 常寂光寺です。平安時代には藤原定家の山荘「時雨亭」があったといわれています。

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 境内からは嵯峨野を一望でき、その常寂光土のような情景から常寂光寺と名付けられた、といわれていますが、今日は天気が悪く嵯峨野は雨にかすんでいました。

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 二尊院に着いた頃は風雨が最も強く、拝観を中止する直前でした。本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二如来を祀ることから二尊院と呼ばれるようになったそうです。

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 祇王寺です。平清盛の寵愛を受けた祇王が、清盛が心変わりしたため母と妹とともに出家した尼寺です。明治初めに廃寺となりましたが、その後再興されて現在は大覚寺の塔頭寺院となっています。

 この草庵には祇王、祇女、母の刀自たちの木像が安置されていました。

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 祇王たちのお墓です。

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 大覚寺は嵯峨天皇の発願により、嵯峨天皇の離宮をお寺に改めた皇室ゆかりの門跡寺院です。これは玄関門から見た明智陣屋です。

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 宸殿の廊下、広縁はうぐいす張りとなっています。格子戸は蔀(しとみ)といい、その留め金には蝉があしらわれていました。

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 本堂である五大堂です。不動明王を中心に五大明王が安置されています。

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 五大堂の観月台から見た大沢池です。

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 宸殿と五大堂の間には御影堂があります。御影堂はその北側にある心経殿の拝所となっていて、その内陣は心経殿を拝するために開いています。内陣の前には五鈷杵が置かれ、五色の布紐が内陣に続いています。(御影堂内は撮影禁止でした)

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 御影堂の裏に回るとその布がガラスに開けられた穴から引き出され、北側に続いています。

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 その先にあるのは心経殿です。

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 案内によると、心経殿には、嵯峨、後光厳、後花園、後奈良、正親町、光格天皇の直筆による般若心経が納められ、薬師如来像が安置されているそうです。これらの経典は天皇の命によって封印された勅封写経として奉られ、60年に一度開封されるとのことです。次回は平成30年ということでした。

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 次に向かったのは妙心寺です。妙心寺は花園法皇の離宮を禅寺に改築して創建されました。周囲には46もの塔頭寺院があり、日本最大の禅寺とのことです。

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 仏殿と法堂です。法堂の天井には狩野探幽の筆による雲龍図があります。どの角度から見ても龍に睨まれている、見事な迫力です。

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 龍安寺です。龍安寺は妙心寺の義天玄承を初代住職として迎えたことから、妙心寺とは関係が深く、山内塔頭と同様に扱われています。妙心寺の境内案内にも龍安寺は塔頭の一つとして載っています。

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 雨に濡れる石庭も趣があります。15の石からなる枯山水ですが、どこから眺めても必ず一つの石は見えないように配置されているそうです。

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 仁和寺は光孝天皇が西山御願寺というお寺の建立を発願されたが、完成を待たずして崩御し、宇多天皇が先帝の遺志を継がれて完成しました。その時の元号をとって仁和寺となっています。出家後の宇田法皇が住み、その後は門跡寺院となったため、御室御所とも呼ばれたそうです。

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 白書院から見た南庭です。勅使門と二王門が見えます。

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 宸殿から見える北庭は池泉式庭園です。池の向こうには中門や五重塔が見えます。

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 国宝の金堂です。御所の紫宸殿を江戸時代初期に移築したもので、現存する最古の紫宸殿だそうです。

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 金閣寺は正式名称を鹿苑寺といい、相国寺の山外塔頭寺院の一つです。有名な金閣も正しくは舎利殿といいます。

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 本日最後は晴明神社です。大阪の安倍晴明神社と同じく、陰陽師の安倍晴明を祀っています。安倍晴明神社は生誕地とされますが、こちらの晴明神社は安倍晴明の住居跡だそうです。一の鳥居には社紋の「晴明桔梗」が描かれています。

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 一條戻橋のたもとには式神が控えています。

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 本殿の前には晴明公の像と厄除桃があります。陰陽道では桃は魔除け、厄除けの果物だそうです。

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